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GOHAI日本語版

■GOHAIについて

世界で広く使用されている口腔分野のQOL尺度である。スコアの総得点(GOHAIスコア)で評価し、口腔の健康に関連した包括的な項目で構成されている。

オリジナルである英語版は、1990年にGeriatric Oral Health Assessment IndexとしてAtchison(米国)らによって開発された。その後、使用対象者を高齢者に限定する必要がないことが報告され、General Oral Health Assessment Indexとも呼ばれるようになった。

GOHAIの特徴として、もともと高齢者用に開発された尺度であることから項目数が少なく、回答が容易であることが挙げられる。さらに、他の口腔関連QOL尺度と比較して、心理・社会面の状態が測定結果によりよく反映されることが知られている。

■日本語版の開発

日本語版は2003年に公開された。高齢者や地域住民における信頼性・妥当性の計量心理学的評価がおこなわれた。日本の国民標準値設定のための調査が実施され、2006年に国民標準値が公表された。

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さらに2022年に新たな国民標準値が算出された。

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GOHAI日本語版

GOHAI日本語版の使用登録は不要となりました。どなたでも無料で使用できます(無断転載、改変等は禁じています)。発表で使用する際は、参考文献3(Naito M, et al. J Public Health Dent 2006;66:273-275.)の引用をお願いします。また、日本語版の項目を雑誌に掲載する場合は、転載許諾書をGOHAI日本語版事務局( gohaijp@gmail.com )あるいは広島大学大学院医系科学研究科口腔保健疫学の内藤宛にお送りください。

問い合わせ先: GOHAI日本語版事務局 gohaijp@gmail.com

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■参考文献

  1. Atchison KA, et al: Development of the geriatric oral health assessment index. J Dent Educ 1990;54;680-687.
  2. 内藤真理子, 他:口腔関連QOL尺度開発に関する予備的検討-General Oral Health Assessment Index (GOHAI) 日本語版の作成-. 口腔衛生学会誌 2004;54:110-114.
  3. Naito M, et al: Linguistic adaptation and validation of the General Oral Health Assessment Index (GOHAI) in an elderly Japanese population. J Public Health Dent 2006;66:273-275.